TRAVEL目次USJJurassic ParkLONDON|入院日記|会津ふたたび…川治温泉入院日記2
気ままに道草TRAVEL →入院日記(一週目)


so_qqsya_s.gif 29x22 120KB 何故か…入院日記… so_qqsya_s.gif 29x22 120KB
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ついに退院だぁ〜っ!…… 3/6 & おまけの写真
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2004.1.31(Sat)
仏滅
きりのいいトコで Lv:50
 さてさて〜
今年2回目のスキーは、またまた相棒のKと一緒に東武鉄道で主催してる「スノーパル23:55」とかってのを利用して会津の高杖スキー場へ、Let's go !
これは夜中発の電車に乗って、車中1泊で翌日の朝7時頃にはスキー場に着き、好きなだけ滑ったら適当な時間に(帰りの電車の時間は3つ位あって、好きな時間を選べるのだ)また電車に乗って、 その日のうちには帰り着けるという意外と便利なミニ旅行………のハズだったんだけどねぇ……

  「そのまま逆らうな! 力抜いて!」
頭の中に響いた声に、身体が従順に反応した…らしい。

 怪我の凄さのわりには、怪我した瞬間から今まで、手術中を除いては「意識がない」って瞬間がなかった。
あえてその瞬間があったとするならば、ジャンプ台を飛び出しちゃう寸前くらいから頭の中に響いた声を聞くまでの数秒の間かな。

 やはり、いろいろストレスが溜まってたんでしょうかねぇ〜?
雪の降る中、私達にしては結構滑って「あと1本くらい滑ったら温泉でも入って帰ろっか〜」って思ったところでいきなりのお天気!
「おぉ、こりゃ温泉にのんびり浸かってる場合ではないっ!」ってウッキウキ気分になっちゃったらしく、何も考えずにボード用に作ってあったジャンプ台から飛び出しちゃったって感じ。
そして、あの声が聞こえたんだ。
「そのままって…しりもちじゃん」と思いつつ、素直に落ちた。
無意識のうちに利き腕ではない方の腕をついて。
すっげ〜〜〜、痛かった!!。・°°・(>_<)・°°・。
とりあえずコースを出ようと思ったけど、もう動けない。 動けないでもがいてるのをリフトの上から発見したってお兄さん達が来てくれて「大丈夫ですか!?」って聞いてくれたけど、答えは 「いや…大丈夫じゃないな、無理!」って極めてハッキリしてる。

 その痛さから、ついた左手が折れたであろう事は、なんとなくわかる。 心配だったのは腰の方。 骨折って言葉は正直、思い浮かばなかった。 それより衝撃による内臓損傷とかあったら、ど〜しよ〜と思ったけど、血も吐かないし、気持ち悪くもないし、とにかく痛いし苦しいけど、呼吸もちゃんと出来てるから、そう酷い事はなかろう… と、勝手なセルフチェック。
 そういえば、ほんのちょっと前にリフト上でKと、どこだかの圧迫骨折だか破裂骨折だかで半身麻痺になった人がいるって話をしたっけ… スキーも怖いね〜とかって…

 お兄さん達が呼んでくれたレスキューに運ばれ、レストハウスの救護室へ。 しかし先客に肩を脱臼したとかで動けないお兄さんがいてベッドが塞がっていた為、床に寝かされる。
いくら腕より腰の方が痛いと訴えても仰向けに寝かされた状態では見えない場所だし、横向きとかに動かせそうもないので(あんまり痛いので、動かされる度に無理、無理〜って抵抗したのだ)とりあえず、そちらの方はいじらないと決めたらしく左腕だけ固定。 救急車を呼ぶからと脱臼したお兄さんと二人だけにされている間に、ものすごい寒気に襲われて目の前が暗くなり、呼吸も苦しくなって 助けを呼ぼうにも声も出せないって状態になってしまった。 「もしかして、こーゆー状態をショック状態と言うんだろうか…」と、頭の片隅で思いつつ「それなら大丈夫だから、落ち着け〜」と 苦しいながらも何とか深呼吸を試みていると……だんだん楽になってきて、一安心。 でも自分的には、この時が一番「ヤバいかも〜」って思った時でした。

 で、到着した救急車で福島県立南会津病院という所へ。 とりあえずレントゲンを撮ったが、左腕と腰の骨折の具合はあまりよろしくないらしく、出来るだけ早めに処置をした方がよかろう…と言う事だけど、どうも外科医が不在だったようで「ここから救急車で1時間くらいかかるけど、いい外科の先生のいる病院があるので紹介状を書きますから、そちらに行った方がいいでしょう。」との事で、早くも転院が決定。
「友達と来たなら、お友達はどうしましたか?」と聞かれたが「お友達はどうしたか、こっちが聞きたいよ!」と思っているところにK登場。 なんでも一緒の救急車で運ばれてきた、肩を脱臼したお兄さんはお友達と車で来ていたそうで、その人の車に同乗させてもらって来たとのこと。 で、家に連絡してもらい、今度は転院の為に呼んだ救急車に同乗していく事に。
 次の病院まで約1時間、ストレッチャーにベルトで固定していくか、エアーマットみたいので身動き出来ないようにガッチリ固めていくか聞かれたので、迷わず「固めちゃって下さい」とお願い。  とりあえず腰は出来る限り動かさない方がいいだろうと思ったので…。 みんな見えてる方の左腕を心配してくれるが、自分としては腰の方が重要だと思ってたから。 見るからに「こりゃ、折れてるでしょ!」っていう左腕は、実はそんなに痛みを感じていなかった。 それより腰だよ、腰、腰いてぇ〜!って感じだったのだ。

  唸りながら救急車に揺られる事1時間、会津の竹田綜合病院に到着。 再びレントゲンを撮り、さらにCTスキャンも撮る。 レントゲンの台に移される時の腰の痛い事…泣きそうになりながら、ふとレントゲンの機械を見上げると…そこには何故か「おさるのもんきち」のシールがペタペタペタ…思わず笑いました…f(^^;
んで、担当してくれたA医師が、とりあえず腕の方は処置が早ければ上手い事戻せるかも…って事で麻酔を打って、思いきり腕を引っ張って正しい位置に戻してみる! 「おぉ、人体の驚異! 今、腕、伸びたよ!!」ってな感じである。 そのままギプスで固定。 「運が良ければこのまま骨がくっつくのを待てばいいんだけど、ギプスの中でもズレる事がある。今、微妙な位置だから、もしかしたら手術が必要になるかもしれないよ。」との事。 う〜む、外科医には力技も必要なのだな…と、当人はヘンな所に感心してたりして…
で、次のCTスキャンじゃ初体験なもんだから興味津々、キョロキョロしまくりである…って言っても首と目玉しか動かせないんだけどさ… それにしても、あの機械でどうして人体輪切り写真が出来ちゃうんでしょうね〜?

 で、結局の所、左橈骨遠位端骨折と第一腰椎圧迫骨折だか破裂骨折だか…おや、それってどこかで聞いたような名称…もしかして、ヤバい?

 当面は絶対安静(こんな言葉、ドラマでしか聞いた事ないよ…)って事で病室に入ったのが、もう夜の11時近く。 Kはもはや帰れないだろうし、どっか泊れる所はあるんかい?と心配はしてたけど、ようやくちゃんと再会出来たのがすでにこの時間。 Kが家への最終的な連絡も済ませてくれ、気が付けば夕食もまだじゃん!って近所にコンビニを探して食料を調達して来てくれて、なんとか落ち着いてみれば11時半、もうすぐ日が変わっちゃうよ…
怪我しちゃったのが3時前後だったと思うから…いやいや長かったな〜 Kはとりあえず、診察室のソファーで寝れるっていう事で、それなら一安心…と、ようやく私も寝た…らしい。
※最初にお世話になったのが「福島県立南会津病院」
※長々お世話になる事になったのが「竹田綜合病院」
※※最初に駆け付けてくれたお兄さん達、レスキューの皆さん、Kを同乗させてくれたお兄さん、南会津病院の皆様、本当にありがとうございました!
  そして竹田綜合病院の皆様…大変お世話になりました!!m(_ _)m

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2004.2.1(Sun) 身動きできずに Lv:01
朝 食 …はて?食べたっけ?
昼 食 ご飯・玉子豆腐・ハンバーグ/きのこソース・牛乳
夕 食 …食べたと思うんだけど、なんだったかな?
今日のお仕事(?) MRI検査
 思いっきり、快晴である…あぁ、この天気に騙されちゃたなぁ〜(T_T)

  夕べ撮ったCTスキャンでは、骨のような固いものしか映らないと言う事で今日は朝っぱらからMRIの撮影をする事になった。
これだと神経の束みたいな柔らかいものも、しっかり映るらしい…が、朝の8時半にはもう撮影である、早いのぉ〜。 てなわけで、Kも早朝から登場。 聞けば診察室のソファで熟睡してたら夜中に診察室を使う事になったと叩き起こされ…どうやら空いていた病室のベッドで一泊したらしい。 で「夕べ家に連絡したら、今日にでも(家族)みんなで来そうな感じだったよ。」って…あぁ、怒られちゃうだろ〜な〜

 そうそうMRIだっけ。
リース会社で働いてたんだけど社内に医療系を担当している方がいて、その人が「MRIっていうのはCTとは違って…」って誰かに説明してたのを背中で聞いてた事があったけどその時にはまさか自分が使う事があろうとは、夢にも思わなかったよ…などと思いながら検査を受けに行ったわけさ。 「絶対安静」なのでもちろん本人はベッドに寝たままで、どこに行くにもベッドごと運ばれて行くわけだけど…あれは意識がなければいいけど、意識がしっかりしている時はなにやら気恥ずかしいものがあったりして…通りすがりの他の患者さんやお見舞いの人と目があっちゃったりするとさ…f(^^;
なので、具合悪そうな顔して目を閉じてたりして… だけど、検査室に着いたらやっぱり興味津々でキョロキョロしまくってしまった。

 ここでも検査台に移される時の腰の痛い事!ホント辛かった…
それでも何とか無事に検査台に移されて、検査室に入り…何故か耳あてを付けられる。 「ちょっと音が大きいからね」って…大きい音って?と思っているうちに頭上のスピーカーから「では、始めます」と技師の声。
その後の賑やかな事! 「ガガガガ……ガンガンガンガン……」と、道路工事でも始まったんかい?って感じの音がスピーカーから流れてくる。 途中で静かになり「終わりか?」と思ってると再び「コンコンコンコン…」と始まる。  なるほど、こりゃ耳あても必要だな…しかし、何でこんなんで人体輪切り写真ができるのじゃ?と10分か15分くらいCTスキャンの時と同じ事を考えてたら「はい、終わりです」とスピーカーから技師の声。
それにしたって、賑やかな検査であった…が、あの音をわざわざスピーカーから流すメリットは何だったんだ? …っていうか、何だったんだ、あの音は? だって、賑やかな事以外は、別にどこかが動くとか熱くなるとかって事は 何もなかったんだよ…

 そして昼前に両親到着〜。 「まったく、何やってんのよ!」って…ホント、何やってんだか…(;_;)
丁度昼食時だし寝たきり状態だったので「何十年か後にはあんたにやってもらわないといけないかもしれないから、食べさせてあげるわよ」と母に食事を食べさせてもらう。 こんな事ちびっ子の時以来だよねぇ〜
 で、怪我の状態の説明も終わったところで、一足先にKは帰宅。 いやいや、本当にお世話になりました、今夜はゆくり休んでね。m(_ _)m

 肝心の怪我の方は、かなり危なかったらしい。 あと数ミリずれてたら下半身不随になってたって…
「このままなら3ヶ月くらい寝たきりでいれば、まぁとりあえず骨もくっつくと思うけど、そのうち砕けた骨片が神経に触って麻痺がでるかもしれないので手術をした方がいいでしょう。」とのお話。 そりゃそうだよね。 3ヶ月も 寝たきりの挙げ句麻痺がでるかもって言われては…とりあえず手術して危ないトコは取っちゃって下さいって感じである。
で、週末に手術をする事にし、前日に詳しい説明をするのでまたその時に…って事でとりあえず両親も帰宅。 …なんたって4時間くらいの電車旅行だそうである…

 とりあえずは怪我の悪化を防ぐ為、とにかく絶対安静って事で、前の晩にフォーレ(いわゆる「おしっこのくだ」ってやつですね)ってのをグサッと挿入され「おむつあてときますから大の方はでたら看護婦呼んで下さいね」って言われたものの、怪我のせいか環境の激変のせいか何にも出ない…けど、お腹はすっごく痛い…と訴えたら「じゃ、浣腸してみましょうか?」って。 記憶にある限りじゃ、これまた初体験である。 「薬入れるので 出来るだけ我慢してから出して下さいね。」って言われたけど…どうも我慢が足らなかったらしく、ほとんど薬しか出なかったらしい… で、結局夜になってもお腹は痛いし、おまけに今夜はじっとしてても腰も痛い〜(T_T)で、 痛み止めの注射をしてもらって、やっとちょっくら寝れました…

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2004.2.2(Mon) 相変わらず身動きできずに Lv:01
朝 食 お腹痛くて食べられなかった…
昼 食 お腹痛くて食べられなかった…
夕 食 …食べたと思うんだけど、なんだったかな?
今日のお仕事(?) 腹部レントゲン撮影(ポータブル)
 今日もとってもお腹が痛い〜(;_;) どうにも物を食べようって気にならない。 ただひたすら、おとなしく横になってるだけである。 で、ちょっと写真(レントゲン)を 撮って見ようと言う事になる。 また撮影台に移動しないといけないのかぁ〜…と、思いきや…ポータブルの撮影機があるのね。 ガラガラと病室にレントゲン撮影機がやってきた。 撮影台に 移る必要はないものの、体の下に固い撮影板(っていうの?)を入れないといけないので、体を横向きにされる…が、これまた痛いのなんの…(T_T) そんなに ゴロゴロと…絶対安静でしょ〜!?って感じである。
で、結局便とガスが溜まってるらしいって事で夕方再び浣腸されたが…便が十分に下がって来てないのか、それともやっぱり我慢が足らないのか、今度もほとんど薬しか出なかったみたい。

 ガスも便も出るべきものが出ないので、お腹が張っちゃって痛い…けど、入院以来あんまり食べてないのでお腹は空いてるので、とりあえず夕食は…なんかつまんだんだよ。 なんだか お腹が痛くて唸ってるうちに夜になってしまった一日だったけど…怪我したのは腰と左手じゃなかったけか?…なんて思ってたら、9時の消灯を過ぎた頃から腰も痛みだし…眠れないのでこの夜も 痛み止めのお世話になってしまった。

 昨日両親に、月曜の朝一番で会社に連絡してくれるように頼んでおいたけど…どうなったかなぁ〜?…って、やっぱり気になってたんだよね… 「○○の書類が、ど〜たら」 とか「××の処理が、こ〜たら」とかって、何やらうなされて目を覚ましたんだよ、夜中に。 そこから、またお腹と腰と痛くて眠れないの… もう、痛み止めに頼るしかないやね…

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2004.2.3(Tue) 相変わらず身動きできずに Lv:01
朝 食 お腹痛くて食べられなかった…
昼 食 点滴
夕 食 点滴
今日のお仕事(?) 手術用テープのアレルギーテスト/血中酸素量測定/手術後薬のアレルギーテスト
 あいかわらずお腹が痛くて、朝食はパス。 でも、痛み止めとか腸の動きを活発にする薬とか飲まないといけないので、とりあえずヨーグルトを食べた。
もともと胃腸の働きは弱いって言われてたんだけど、今回もそのせいで出るものが出ないらしい…別に便秘体質ではなかったんだけど…でも、衝撃による胃腸の麻痺や虫垂炎の心配はないって事なので、まぁ一安心。 …それにしたって、痛いのぉ〜 とりあえず主治医のS医師と相談の結果、しばらく食事は抜きにして点滴で様子を見てみる事に なった。

 手術に向けて、手術の時に使うテープやら術後に使う薬やらで肌がかぶれたりアレルギーが出たりしないかテストする。 血液中の酸素量の測定は、本当は検査室へ行って やるらしいが移動が大変なので、病室で採血する事となる。 …が、この採血の場所が足の付け根の動脈ってトコがコワイ…。 今までの人生でそんなトコに注射針を刺された事なんてないからさ…とビビってたけど、そんなに痛くなかったよ。 で、手術は金曜日午前中から始めて、まず左手(結局こっちも手術する事になったみたい)その後で腰をやるって事で5〜6時間くらいかかるみたい。

 目下の所、6人部屋に5人いるんだけど…ビミョーに言語圏が違うみたい… 他の4人の方々は60歳台以上のおばちゃま達らしいんだけど、何を話してるのか良く わからないんだよね…f(^^; 最初に両親が来てくれた時に本人に変わって同室のみなさんに挨拶してくれたけど、その後こっちは寝たきりなんで皆さんと顔をあわす事もなく、 必然的に会話にも加わらず、皆さんの話してるのを聞いてるだけなんだけど… 「やっぱりサッパガマが一番楽だぁ〜」とかって…『サッパガマ』って何?その言葉の響きは…南米に 出没する謎の生物『チュパカブラ』のご親戚?(゜゜;)\(--;)ナンデヤネン (『サッパガマ』ってのはどうも『サルバカマ』なるものがなまったようで…いわゆる『モンペ』みたいな ものではないかと推測してますが…?)
ま、どっちにしても子供とか孫とか嫁とかの話しがほとんどなので、まだ独り者のサラとしては加わりようがないんだけどさ。 

 お昼過ぎに同室の、あるばーちゃまをお見舞いにじーちゃま(ご主人)と嫁さんが来たんだけど、突然そのじーちゃまが倒れて異常な鼾をかきはじめてしまって大騒ぎになった。 嫁さん はパニックになって「じーちゃん、しっかりして!」って叫んでた。 なんたって場所が病院だけに処置も素早く大事には至らなかったようだけど、ばーちゃまとじーちゃまと両方の世話をしないといけない嫁さんは大変だな。 なんだか『人間、先の事はわからない』ってしみじみ思っちゃったよ。

 昼食も夕食も点滴に変えてもらったおかげか、少しは楽になった気がする… でも、夜中頃から腰と背中がかなり痛くなってきた。 あんまり痛み止めに頼ってしまって、いざって時に きかなくなると辛いなぁ〜と思い、看護婦さんも呼ばずに頑張った…けれど、そうすると眠れないんだよねぇ〜(T_T)
で、眠れないでいると、やっぱりやりかけの仕事が気になるらしく…仕事の事を考えてるうちにちょっとウトウトして続きを夢見て、ハッとして目を覚まし「いや、そうでないぞ。 ○○はもう終わってるよ…」などと考えてるうちにウトウトし…ってな感じが明け方まで続いて、かなりグッタリさんでした。
仕事熱心(?)なのはいいけれど、クビになっちゃってるかもしれないじゃん! あ〜、働けるようになったらまた職探しからかぁ〜!?

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2004.2.4(Wed) 相変わらず身動きできずに Lv:01
朝 食 点滴
昼 食 点滴
夕 食 点滴
今日のお仕事(?) 回診(午前中)/総回診(午後)
 体調はあまりよろしくないけれど(あたりまえじゃん!)気持ちも痛みも随分落ち着いた気がする…

 まず午前中に回診。 「とにかく運が良かったね、危機一髪…半身麻痺にならないで済んだのは奇跡だよ。」と言われた。 そういえば、朝・昼・夜の検温と血圧測定の時に必ず 「足、動かしてみて下さい。しびれはないですか?」ってやられてるけど…そうか、そんなに危なかったのか〜って思ってもイマイチ実感がわかない。 きっと御先祖様とか謎の魔法使いとか強い人達がついててくれてるんだろう…とりあえず元気になって遠出が出来るようになったら、じーちゃまのお墓参りにでも行って来よう!

 で、午後が総回診ってやつ。 いやぁ〜「団体さんお着き〜」って感じでイッパイいらっしゃる…ちょっと見せ物気分…
回診の医師団はレントゲン写真を見ながらいろいろ話し、患者さんにも「どうかな?」なんて声をかけていくんだけど、私のとこじゃレントゲンを見て「………がんばりましょう…」って 一言だけ(-_-;)ガーン!てな感じ…そ、そんなにヤバいの?(だから、ヤバかったんだって!)

 あぁ、それにしたって相変わらず便は出ないしガスもろくに出ないのじゃ… まぁ、このところ食事してないんだけど…どうせなら浣腸じゃなくて○ネマ○ポートとかで流行の腸内洗浄とかしちゃってくれると、スッキリ綺麗にダイエット!ってなわけにはいかんかな?(/_;)☆ボコ!

 どうでもいいが…病院てのは消灯が早いのぉ〜。 8時半頃からボツボツ寝る人が出て来て9時には消灯、9時半には廊下の電気まで消えちゃう… 9時半なんて普通なら、やっと家に 帰り着くかどうかって時間だよ… で、結局タップリ時間のある生活になってしまったのに…暗闇ではTVの明かりって結構目障りだからね…やっぱり見れないんだよね「トリビアの泉」…(;_;)

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2004.2.5(Thu) 相変わらず身動きできずに Lv:01
朝 食 点滴
昼 食 点滴/菓子パン少々
夕 食 点滴
今日のお仕事(?) 手術の説明(夕方)
 いきなりこんな事書くのもなんだが…やっと出た! 夜中2時過ぎ頃、5日ぶりに…いやぁ〜、便秘って苦しいものなんだねぇ〜
スッキリしたのはいいけど自分じゃ処理できない…人に処理してもらうのはもちろん抵抗があるが、どうにもならない… ま、数日前に浣腸と処理をしてもらってるんだから、今さら恥ずかしいとか何とか言ってもねぇ…と諦めて 看護婦さんを呼んでお願いする。 体を横にする時はやっぱり痛い〜(;_;) でも、仕事とは言え「楽になって良かったね。また何かあったら呼んでね。」って必ず一声かけてってくれる看護婦さんってのは偉いもんだな。 『白衣の 天使』ってのも頷けるよね。 とはいえ、看護婦ってのも力仕事だから、知力・気力だけじゃ勤まらない、やっぱり体力が大事だよね。 ○十年後は両親の介護が必要になるかもしれないけど、その時に一人で出来るんだろうか? いろいろ やってもらいつつ、勉強の時かな?
それにしても、しばらく食べてないけどお腹が空かない…点滴って満腹になるのか!? ついでに「○○が食べたいよぉ〜」ってのも別にないんだけど…食生活、乏しいのぉ〜f(^^; ちょっとは痩せたかな?

 昼頃に両親到着。 夕方に手術の説明があり明日は午前中から手術なので、今夜は泊まりだそうである…お世話かけます…m(_ _)m 肌着とか洗面器とか必要なものをいろいろと買い揃えてもらう…あぁ、また物が増えちゃうゾ… そういえば プチ引越しは、結局母が一人で頑張ったらしく「ったく、肝心な時にいないんだから!」って…いや、ホント面目ない… 持って来てくれた菓子パンを昼食代わりに少し齧ってみるが、また出ない事を考えるとあんまり 食べられない…苦しかったからさ〜 左腕のギプスもだいぶ重たい感じになってきた。 腕力なくなってきてるんだろうな〜

 夜、手術についての説明。 「脇を切って、肋骨を2本取り除いて、肺をどけておいてから背中まで手を入れて…」って文字にするとかなりとんでもない状態だけど、実際に大変らしい。 どんな状態になるのか「完成予想図」を 描いて説明してくれた。 他に万一肺を傷つけてしまった場合の処置の方法とか、体内に入れる金物による感染症が起こった場合の処置とか、輸血が必要な場合についてとか、いろいろな説明を受けて同意書にサインする。 手術は 4名の医師で行うそうである…確かにそれは大手術かも… ま、どんな怖い事を言われても本人は全身麻酔で寝てるだけだから、信じて医師団にお任せしちゃうしかないもんね。 こっちで頑張れるのは体力と持久力くらい…って 言っても日常の詰み重ねがモノを言うわけであって、今さらどうこう出来るもんじゃないけどね。 麻痺もなく完全復活できたら某TV番組に出てくるアメリカの「レスキュー911」のネタに出来るかも!?(/_;)☆ボコ!

 そういえば…昼間、蒸気機関車みたいな汽笛が聞こえてたよ。 同室のおばちゃま方の話を聞いてると…「山菜取りは蛇が出るからねぇ〜」とか「裏の畑に熊の足跡があった」とか…ここは一体どこ!?
答え→会津若松市内だよ、鶴ヶ城の近所らしい…
おまけ:売店で買ってもらった水のボトルを眺めてたら…生産地の住所が『○×○×蛇屋敷1丁目』って…ちょっとコワイ住所なんですケド…

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2004.2.6(Fri)
仏滅
相変わらず身動きできずに Lv:01
朝 食 点滴
昼 食 手術中
夕 食 手術中
今日のお仕事(?) 手術
 いよいよ手術だ!
全身麻酔をするって事で、口元にマスクをあてられて「眠くなりますからね〜」って麻酔医師に言われて10秒もたたないうちにストンと眠りに落ちてしまう瞬間の気持ち良かったこと!

 予定では6時間位って話しだったけど、実際には倍以上の13時間もかかる大手術になったそうだが…本人は全身麻酔のため、ひたすら爆睡である…f(^^; そういえば、朝の10時に手術室に 入ったのに、術後の処置室で起こされた時は部屋も暗かったような… 「終わりましたよ!」って起こされた瞬間には「あぁ、起こさないで、あと5分〜」って思ったくらい…(/_;)☆ボコ!

 しか〜し、起きてからの痛い事!!! 輸血パックがぶら下がっているのを見て「あぁ、輸血までしちゃったんだなぁ〜」って。 手術前の説明では「感染症の心配があるので、なるべく輸血はしない方向で行きます。輸血するのは出血が多くて本当に命に関わるくらいの 状況になった時だけです。」って言ってたから、これまたマジでヤバかったんだろう… それにしたって、痛いのなんのって…酸素マスクされたまま、ただただ唸っているばかり…

 とりあえずは4名の医師をはじめとするたくさんの方が頑張ってくれたわけだから、今度は自分が頑張る番だね。
O医師・H医師・A医師・S医師、ありがとうございます! あとは頑張るヨ!




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