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2005.4.6(Wed) 大安 復活具合は Lv:38
朝 食 手術の為おあずけ
昼 食 五目ご飯/千草焼/そぼろ煮/青菜切りごまかけ
夕 食 ご飯/味噌汁/銀ムツ西京焼き/二色和え/含煮/キウイ・甘夏缶
今日のお仕事(?) 手術・総回診
『本日の写真』を見る
 着いた早々だけど、即手術!である。
手術名は『抜釘手術』…釘抜きかよ…え、クギなの!?
今回は部分麻酔の手術だし金具を抜くだけなので、前回に比べると何もかも超シンプル!
手術の説明なんかは2月の診察時に済ませてもらって、家族への説明は自分でやって同意書の署名ももらってきてるし、昨日到着して必要な検査は済ませてあるし、準備する品も三角巾のみ。
朝9時には手術室に入るため、前日の夜から飲食禁止で同室のおばちゃま達が朝食を食べる頃に手術着(なんかデカイ…)に着替えて点滴開始。
9時少し前にはトイレを済ませて、点滴下げたままなので車椅子に乗って手術室へGo!

 前回はベッドに寝かされたまま天井を眺めながらの手術室入りだったので、今回はしっかり見るぞ〜!と興味津々でキョロキョロ…(^^
ほおおぉ〜、手術室のドアを開けるのは床のスイッチを踏むのか〜、RPGゲームのダンジョンの仕掛けみたいじゃん!
『手術室』って書かれた大きなドアを抜けるとちょっとした通路があり、そこで病棟から乗って来た車椅子を降りて手術室用の車椅子に乗り換え。
ついでにサンダルも手術室用に履き替えて、付き添いの看護師さんも手術室の担当の方とチェンジ。
キャップもかぶって、短い通路を先に進んだ所はちょっと広くなっていて、キャビネットや棚がいっぱい…どうやら必要な道具類や薬品類をストックしてあるようです。
で、壁には…え『手術室10』って書かれた扉が…うわぁ〜、イッパイ部屋があるんだ〜!
…てな感じでキョロキョロしながら壁沿いに進んで『手術室6・7』と書かれた部屋の前に…ん?『手術室6・7』?
付き添ってくれた看護師さんが床のボタンをエイッと踏むと自動ドアが開き、すぐ目の前の天井に手術用の無影灯が下がっているけど、部屋に入ってすぐ左に曲がると奥にも同じようなライトが下がってる…なるほど〜、一度にお2人様OKなのね…

 で、左奥の方に進むと「じゃ、ココに上がって下さいね〜」と言われて手術台によじ登る(^^;…ちょっと高かったので踏み台を持ってきてもらってヨッコラショ!
手術台は幅が狭いので勢い余って向こう側に転げ落ちないように要注意!
え、前回?前回は寝たきりでしたからね〜、確かベッドからストレッチャーに移されてそこから手術台に移されましたよ…『救命救急24時』みたいに「1・2・3!」とかって…

 無事に手術台に収まったら、心電図モニターと血圧計を装着…気が付くと室内にはBGMが流れてて…歯医者さんみた〜い!(^^
9時を少し過ぎた頃主治医のS医師が登場して「寝れましたか〜?」「はい、そりゃもうグッスリと!」「じゃ、麻酔しますね」……………
上腕部に麻酔を打つワケですが………これが………全然効かね〜の!
何ケ所麻酔の針を刺したのかわからなくなっちゃったよ〜
30分くらいしてから、もう一人のN医師も登場して麻酔担当を交代…………やっぱりなかなか効かないね〜
腕にもイッパイ神経が走っているワケですが、今回必要なのはまず前腕の屈筋のほとんどをカバーして手のひらに至る『正中神経』と手の甲の小指側を支配する『尺骨神経』そして親指方面を支配する『橈骨神経』の麻酔です。(注!大雑把な解説ですので、きちんと勉強したい人は鵜呑みにしないよーにね!)
『正中神経』はわりと早くに麻酔が効いたのですが、他がなかなか…(^^;
昨年救急車で担ぎ込まれた時には救急当直だったA医師が脇の下にサクッと麻酔して、思いっきり腕を引っ張ってみたんだよね…
でもやっぱり『引っ張ってみる』のと『メスを入れる』のでは違いますからね〜
今回はN医師が「橈骨だけなら首筋にすればイッパツなんだけどね〜」などと言いつつも上腕部で頑張る…ガンバル…がんばる…
麻酔開始から約1時間後、ようやく医師・患者ともに満足な効き具合♪
しかし、皮膚の上から神経の走っている場所を探り当てるなんて…やっぱりお医者さんってのは、スゴイんだなぁ〜

 無事に麻酔を終えた先生方は一旦退出…手の消毒をして手術用の上着を着て再登場。
先ずは左腕の消毒…左腕を満遍なく…切るのは手首だけなのに肩の近くまでしっかりと…
それから肩口になんか巻いて(出血を押さえるための処置かな?)手術台の横に仕切りを作って『ここから先は関係者以外立入禁止』状態…そーなんです、この先は見せてくれないんですよ。
ま、麻酔をしてて痛くないとはいえ、自分の皮膚を切り開いて骨までいじくる様子はフツーはあんまり見たくないもんね…興味はあるケド…f(^^;
ここの病院で『腕の手術の第一人者』と言われるN医師が若いS医師にいろいろ説明しながら手術を進めて行きます。
『練習台』と言うと聞こえが悪いけど、こーやって実地でいろいろ学ばないといけないからね…医者と患者は持ちつ持たれつって感じですかね。
しか〜し!仕切りの向こうではそんな感じで手術が進んでいるけれど、こっち側のワタクシは仲間に入れてもらえるワケでもなく…なんだかヒトリボッチ…寂しいじゃん!
…とか思いつつ途中2度程居眠りしていたワタクシ…(^^;

 コンコンコンコン!!という聞き覚えのある音で目を覚ますと…「う〜ん、ダメかぁ〜」とか言ってるよ…
確か以前にも骨を止めておいたピンが抜けなくて、金槌でコンコンやったけど…ネジも抜けないのか!?と思ったら「5本までは抜けたんですけど、1本だけ骨としっかりくっついちゃてて抜けないんですよ。ネジの頭もそんなに頑丈じゃないんで、ちょっと他の方法を考えるからね。」ですって…やっぱりあのコンコンはネジの頭を叩いてたのね!
結局抜けないネジの周りをチョコッと掘って穴を広げてネジを緩める作戦に決定したようです。

 ようやく最後のネジが抜けた時にはN医師が「おぉ〜、抜けた!これが私を苦しめたネジだ〜!」とか言っちゃって…
でも、たま〜にこんなコトがあるそうで「前にもやっぱりこうやって抜けない人がいてさ〜、泣きそうになりながら夕方までかかったコトもあるんだよ〜」とN医師が仰ってました
…よかった、そこまで根性のあるネジじゃなくって…

 そんなワケで意外と手術が長引いてしまったケド…何せ困った事に意識は普通にあるわけだから3時間以上もじっとしてると、いろいろ問題も…
何だか頭が痒いとか鼻がムズムズするとか、寝返りうちたいんだけどダメなの?とか、も〜腰が痛いよ〜とか、トイレに行きたくなってきた〜とか…f(^^;
手術前にちゃんとトイレは行ったけどさ、ほら、緊張すると行きたくなるとかってあるじゃん…っつーか、緊張してたのか?居眠りしてたクセに…σ(^^;
結局、麻酔が効くまでに1時間、手術時間が2時間10分で、無事に終了〜
手術終了後、最初に連れて行ってもらったのがトイレなのは言うまでもない…f(^^;

 終わったら手術室前まで病棟の看護師さんが迎えに来てくれて、スリッパと車椅子を手術室用のものから病棟用のものにチェンジして、まずはレントゲン室へ。
術後のレントゲン撮影だけど、左腕はまだ麻酔が効いているので「はい、ここに腕を乗せてね。」って言われても思うようにならずゴロンと投げ出すような感じで…死体の腕みたいだよ〜(^^;
撮り終わった自分のレントゲン写真を抱えて車椅子に乗って、病室へ。

 お昼ご飯からは普通に食べていいのだけれど…
手術した腕はまだ麻酔が効いてて使い物にならないので、頑張ってもう片方の手で食べるわけですが…残っているのが利き腕で良かったよ!
しかし…元気な方の腕には化膿止めの点滴が繋がってるのがちょっと問題。
ご飯を食べるのもトイレで使えるのも点滴の繋がった右手だけだし、もちろん歯磨きに使えるのも右手だけ…
なので、右手を振り回してたわけですが…ハタと気付くと…おぉ〜、点滴の管が赤くなってきてるよ〜!
通りかかった看護師さんに「ねぇねぇ、これってあんまりよろしくないかな〜?」って聞いてみたら、「あら〜、逆流しちゃってますね〜、ちょっとよろしくないですね〜」って…f(^^;
ちゃんと直してもらったあとは…おとなしくベッドに転がってました。

 本日は水曜日なので、午後は総回診。
前回の入院・手術でお世話になり、2月に診察してくれたH医師はなんと!この春から院長先生になられたそうである、おめでとうございま〜す。(^_^)∠※PAN!
で、回診に来られた院長先生は「お、来たか〜、終わったか?どれ…」とレントゲン写真を眺めつつ「ん、よしよし。」と…「ネジ抜いたトコは穴開いてますね〜」って言ったら一緒にいた若い方のT医師も「うん、開いてるよ、穴、ほら!」ってレントゲン写真をしっかり見せてくださいました。
手術を担当してくださったS医師とN医師は私の後にもう一件手術があるとかで、まだ戻っておられないご様子…

 夕方N医師とS医師が交代で覗きにきて「どんな具合?」…どんな具合も何も、まだ麻酔が効いてるようで痛くも痒くも何ともないっす。
S医師は再び今日撮ったレントゲンを持ってきて「何となく穴がハッキリしない、ここのトコが抜けなくてちょっと削ったとこなんですよ…」…ホントだ、何だか他の場所と比べて穴がぼやけてるよ…
ついでに、抜いたネジの中から「コレが抜けなかったネジですね、ほら、山の周りがちょっと削れてる…」って問題のネジを教えてくださいました。

 寝る頃に麻酔が切れたら、スッゴイ痛いんだろうな〜ってビクビクしてたんだけど、麻酔が切れても思った程痛くなくて一安心。
骨をいじれる程深く切ったうえ、そこをチクチクと縫い合わせてるんだから…って考えると絶対スッゴク痛いと思うんだけど、不思議な程に痛くないのだ。
そりゃ、まぁ、それなりに痛いんだけど、とりあえず「痛いよぉ〜」って言いながらも我慢できる程度。
前回は寝られない程痛くて痛み止めもらったりしてたけど、その時のコトを思えばこの程度は…ダイジョーブだい!
ホントすごいな、人間の身体って…

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またまたお世話になってるベッド周りはこんな感じ〜 取出したネジと金具
左・真中が『抜けなかったネジ』
骨にくっついていた頃の写真は最初の入院日記にあるよ!




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